こんにちは、坂井です。
最近、老後資金として、年金だけでは2000万円不足しているというニュースが世間をにぎわせました。
このニュースに対して、「政府を変えろ!」と声を上げるのか、それとも、老後に備えて今のうちから準備をするのか、どちらの方が自分のためになるのでしょうか。
Twitterでは、あるツイートがバズりました。その内容は、「20歳からタバコを購入していたお金を積立nisaに投資しておけば、60歳の時には2000万円を超える」という内容でした。
そこで気になったのが、積立nisaとは何だということです。
これは、自分で調べて自分が学ぶとともに、知らない人に教えてあげないといけないと思ったので、今回記事にしていきます!
Contents
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、2018年から始まった少額課税制度です。
本来投資には、運用益に約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAなら非課税になるので、普通に投資するよりも効率よくお金を増やせる可能性があります。
つみたてNISAに似ているものに、NISAやジュニアNISA、iDECO(個人型確定拠出年金)などがありますが、それについては他の記事にまとめます。
つみたてNISAの4つのポイント
- 非課税の期間は最長20年間
- 非課税の年間投資額は40万円
- 投資対象は一定の条件を満たす投資信託など
- 取引は、積立であること
です。
今回は全くの投資初心者に説明していきますね。投資には、利回りが肝になってきます。
毎月2万円を10年間つみたてしたとしたら、10年間で200万円つみたてしたことになります。そこで例えば、利回りが5%の場合、1年目は210000円になりますが、次の年は一年間で1万円分のリターンをそのまま投資できるので、複利がかかります。毎年その利益分を投資できるので、元本に利子が加わって、その加わった利子にも利子がつくことで、お金は加速度的に増えていきます。
よって、毎月2万円を5%の利回りで10年間運用すれば、310万5646円(+110万円)になります。20年間運用すれば、822万673円(+422万円)になります。
つみたてNISAのメリット・デメリット
メリット
- 利益が非課税
- 投資商品の価格を常に気にする必要なし
- 投資金をいつでも引き出し可能
- 一定の条件を満たす投資信託
つみたてNISAのメリットは、何と言っても、利益が全て非課税になるということです。
また、銀行に預けているよりも利益が出ます。さらに、他の投資商品と比べて、常に投資商品の価格を気にする必要は無く、無理のない金額で投資できるというメリットがあります。
つみたてNISAの投資対象は、金融庁による一定の条件を満たした投資信託・ETFのみが投資対象なので、投資初心者でも安心して投資できます。
もし自分で投資対象を探すとなると、詐欺にあったり、将来的に利益が得られるかわからず、自分で決めることは難しいです。
他にも、つみたてNISAの非課税の投資上限が40万円なので、毎月3万円ほどで投資できるので、投資初心者にとってはありがたいものになっています。
デメリット
- 非課税枠の再利用ができない
- 損益通算ができない
ということです。
一年間の途中で、買っている投資商品を売っても、売った分の非課税枠は利用できません。つまり、頻繁に売り買いする人は、つみたてNISAに向いていません。
また、損益通算とは、一年間の利益と損失を相殺して、節税する方法で、つみたてNISAでは、利用できません。
つみたてNISAに向いている人
つみたてNISAは、
- 投資商品が少ない
- つみたて金額が小さい
ので、投資初心者にはベストの投資です。
投資で思い浮かべるのが、株やFXなどですが、これらは自分で売買し、買ったら売るところまで、売ったら買うところまで自分自身で決めなければなりません。
しかしつみたてNISAなら、毎月決まった金額を決まった年月投資するだけなので、常日頃、投資商品について考えたり、精神的に消耗することも少ないです。
しかし、投資をすることによって、投資商品の価格が上がったり下がったりした時に一喜一憂して積極的に売買してしまう人は、つみたてNISAには向いていません。
貯金が得意という人は、つみたてNISAに向いています。
まとめ:つみたてNISAは投資初心者にオススメ!
今回は、つみたてNISAについて、初歩的なことを書きました。
より詳しく知りたいという方は、ご自分で調べてみてください。
ここで勘違いしてはいけないのが、将来の運用成績が保証されているわけではないということです。
金融庁が指定する複数の条件を満たしたものだけが認められています。しかし、それは決して「金融庁が将来の利益を保証する」という意味合いのものではありません。投資にリスクがないものはありません。
しかし、リスクが小さいのも事実であり、リターンもそれなりにあります。
これからは個人個人が稼ぎ、個人個人が自分を守る時代です。少しつづ詳しくなっていきましょう!
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